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特別高圧受電目的の受電設備は敷地内の小規模変電所のようなもの

紐づけされているような特別高圧と受電設備はまさにコンビ、特高受変電設備は特別高圧使用の設備なら欠かせないことです。

敷地内には特高受変電設備の設置をすること、電気主任技術者や電気工事士などの有資格者への依頼も必要になります。

 

なぜ特別高圧のために受電設備が必要なのか?

 

電力会社により供給される電力は工場などの大規模施設に必須の、短くいえば特高ともいう特別高圧限定ではなく、いくつかの種類に分けられています。

高圧や家庭用でおなじみ低圧に特別高圧とあるのは、電圧で分けているからです。

 

けた違いのパワーを持つ特別高圧ですが、こうした高い電圧を利用するためには、特高受変電設備が必要になります。

シンプルな疑問は、なぜ特別高圧の場合だと受電設備を必要とするのかです。

 

発電は発電所でされたあと、送電所へと電力は送り出されます。数十万Vにもなる高電圧は送電されたとき、特別高圧施設へ供給の途中段階ではかなり減圧されるのが特徴です。

数万から15万4,000Vになるのが、中間変電所や一次変電所あたりの数字になります。

 

直接変電所より敷地内の設備や大規模工場へ専用送電を取り込むために、特別高圧受電を目的に、特別高圧のための受電設備の設置が必要です。

電圧を下げるのみではなく、特別高圧受電によるあらゆるトラブル防止のためでもあります。

 

特高受変電設備の機器設置が必須の特別高圧

 

特別高圧電気設備など、受電設備全般に関しても、困りごとがあるときには電力会社へ問い合わせましょう。

家庭用電気とは異なる、電圧ハイレベルで電気を大量使用する施設には、特別高圧が欠かせません。

 

キュービクルは電力会社からの特別高圧受電に必要、愛嬌のある名前ですが特別高圧変電所のことです。

高い電圧となる特別高圧施設配電系統の中において、特別高圧施設は低圧や高圧よりさらに上流の変電所より受電します。

 

素人ができることではない高圧受電設備工事は、知識と技術力に実績のある専門業者に依頼をすることです。

使用可能な電圧へと変換するための設備が受変電設備、100Vや200Vは家庭で使用できる電圧であり、電柱設置の変圧器を通ることで変換されます。

 

莫大な電気を求める施設の工場などは、電気を高電圧レベルでキャッチするので、施設内において電圧変換することが重要です。

受変電設備が必ず特別高圧で欠かせないのはこのためであり、特別高圧使用ではスルー出来ません。

 

安全に特別高圧を使用するために設備点検が必要

大量の電力使用ができる特別高圧を使用するのは、主に大規模デパート施設や高層ビルに大規模工場、鉄道事業者や総合病院などです。

特別高圧は電圧も高く電力もたくさん使用できますが、高い電圧だけに危険も隣り合わせ、点検無しでの使用をすることはできません。

 

大事なのは特高受変電設備定期メンテナンスであり、設置後に1回きりではなく定期的メンテナンスが必要です。

施設内では人間の心臓のような役割である特高受変電設備。

 

特別高圧を日々安全で快適に使用できるかは、定期点検にかかっています。

保安規程に従い点検を行うことは義務、受変電設備設置者が運用・維持するためにも必要なことです。

 

パワーがほかの電圧とまるで違うのが特別高圧ですから、特高受変電設備点検を定期的に行わないと、配電トラブルが起きることもあります。

 

さらに特高受変電設備が運悪く損壊ともなれば、大型商業施設は営業続行が難しくなり、工場では停電のために製造ライン停止も考えられます。

 

大打撃を与えるリスクもあるため、定期的に特高受変電設備のメンテナンスは実施する必要があります。

 

まとめ

高額な費用と管理する手間のかかる特別高圧の受電設備ですが、低圧や高圧と比べたときに、格安電力料金単価設定になっているのは、特別高圧です。

配電に問題が発生するのは突然のことが多く、落雷や漏水など予期しないハプニングもあります。

 

接続負荷設備を守り波及事故を防ぐのも、受電設備の役割です。