ー電気工事の基礎知識! 資格なしでは配線作業はできない?ー
電化製品を使用する際に、コンセントが不足していたり、配線が届かなかったりして延長コードで対処したという方も多いのではないでしょうか。
また、オフィス環境においても、配線が乱雑に広がっていることがありますね。オフィスの新設やレイアウトの変更を行う際には、電気工事が必要になることもあるでしょう。
自分で配線作業を手掛けてしまう人もいるかもしれませんが、このような作業は法律で禁じられており、場合によっては危険を伴うため、資格を持たずに実施してはいけません。電気系統の問題に関しては、専門の電気工事士に依頼しましょう。
この記事では、電気工事を行ううえでの基礎知識をご紹介します。
3つの主な電気設備の役割
ご家庭でも目にすることの多い電気設備、分電盤・アース・コンセントの3つについて、それぞれの役割を解説します。
1.分電盤
分電盤は、外から供給される電力が室内で適切に分配されているかを感知する設備です。電力会社との契約アンペアを超える電力が流れると、サービスブレーカーが作動し、供給を停止します。
過剰な電流が電気機器に流れるのを防ぐために、安全ブレーカーが作動し、また漏電が発生した場合には漏電ブレーカーが介入します。
これらの装置は、火災や感電などのリスクを防ぐために重要な部分であり、定期的なメンテナンスや必要に応じた交換が求められます。
2.アース
アースは、地面に埋設された電導体と電気機器を結ぶ設備で、過剰な電流が電気機器に流れたときに、余分な電流を地面へ逃がす役割を担います。
アースにより電気機器の損傷を防ぎ、漏電やそのほかの電気的トラブルが起きた際の二次的な被害も防ぐことが可能です。特に、湿気が多い洗濯機の設置場所などでは、漏電時に電流が通りやすいため、アースは極めて重要な設備といえます。
3.コンセント
コンセントは、電気機器を家庭の電気配線に接続するための差込口です。電気工事においては、コンセントだけでなくスイッチや配線、照明設備も含めてすべてがメンテナンスの対象となります。
電気工事の種類4選
電気工事には多くの種類があります。コンセントや照明の設置から、漏電のチェックのようなトラブル対応まで多種多様です。
以下では、4つの主要な電気工事について詳しく説明します。
1.照明やコンセントの設置
電気工事と聞くと、照明やコンセントの設置を思い浮かべる方も多いでしょう。コンセントの配線や追加はオフィスビルでも多い施工です。
照明の設置も電気工事の一つであり、電球の交換も電気工事士が行うこともあります。また、戸建て住宅でのLED照明への切り替え工事も、需要が増えつつある電気工事の一つです。
2.漏電調査と分電盤交換
工場やビルなど、大量の電力を消費する施設では、配線や分電盤にかかる負荷が増大します。このため、配線の断裂や分電盤の故障が漏電を引き起こす可能性も少なくありません。
年に一度は漏電調査を実施し、必要に応じて分電盤の更新も行うべきといえます。
3.太陽光発電の設置
太陽光発電システムの設置は、導入する企業が増えており、これも電気工事の一つです。企業だけでなく戸建て住宅への太陽光発電によるオール電化の推進もあり、近年では私たちの身近な電気工事となっています。
4.火災報知器の設置
火災報知器の設置も、電気工事の一部です。ほかにも、防犯設備といった電気配線が不可欠なものはすべて「電気工事」になります。
電気工事士の資格がなくてもできる工事もある?
電気工事を行ううえでは、電気工事士の資格が必要となる作業が大半です。ただし、経済産業省が示す「軽微な工事」として、以下のような資格がなくても可能な電気工事も存在します。
・電圧600V以下の電気機器の接続作業
・電圧36V以下で行う呼び鈴やインターホンなどの配線作業
軽微な工事として扱われていますが、感電などの危険を避けるためにも、基本的な作業も専門の電気工事会社へ依頼することをおすすめします。
堺市の電気工事はEcxis infinity合同会社にお任せ下さい。
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