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特別高圧について改めて知る!その安全距離についても解説

 

電気は様々な電圧によって供給されています。
家庭用の低電圧のものから、工業などの産業に用いられる高電圧のものまで様々なです。
その中でも特別高圧と呼ばれる電圧のものも存在します。
今回は、その特別高圧について解説し、安全な距離についてもまとめました。
 

そもそも特別高圧とは?

一言で言えば、電圧の種類のうち、最も電圧の強いものです。
つまり、電力会社が供給する電力では最強のもので、主に産業用に利用される電圧です。
ちなみに電力の種類には、低圧、高圧、特別高圧(通称、特高)に分けられます。
この分類について、それぞれ具体的な数値を紹介していきましょう。
まず低圧は、50kw未満の電圧で一般家庭やサービス業などに利用される電圧です。
高圧は、それ以上の数値で50~2000kWの施設を対象にしており、大規模な施設や工場などに利用されます。
そして特別高圧は、契約電力が2,000kW以上の大規模施設で利用される電圧で、その電圧は2万V以上です。
契約によっては、それ以上の6万V、14万Vも存在します。
直流で750V以下、交流で600V以下の低圧電力と比較すると、いかに高圧な電力か分かるのではないでしょうか。
このような電圧のため、受電するには大規模な特高受電設備や電気主任技術者の配置などが必要となり、
安全管理も厳しくなり、安全距離も存在します。
 

では、どのような施設で特別高圧が用いられるのでしょうか。
簡単に言えば、大規模な工場や商業施設、都市部で巨大な超高層ビルです。
これらの施設は電気代が年間数億から数百億円規模となっており、使用する電力も大きいのが特徴です。
 

具体的な特別高圧の安全距離とは?

特別高圧の安全距離は、最低3メートルの距離を取る必要があります。
比較として、高圧電力の場合(6600V)は2メートル以上となっており、かなり離れることが重要です。
ただ、1メートル程度の場合は目視でも目安がつきやすいものの、
3メートル以上になると目視では目安が付きにくくなります。
そのため、作業をする場合は多くの現場で電線から3メートルの位置にロープを張っています。
これによって接近限界が目視で分かり、安全距離がわかりやすくなるのです。
さらに活線作業用装置を利用するケースも多いのが特徴です。
この装置は、遠隔操作する機械などをさし、直接作業者が近づかない状態で作業できます。
ただし、装置に通電してしまうことで、作業者にも電気が流れてしまうケースも少なくないため、
注意しなければいけません。
 

感電災害を防ぐために特別高圧の安全距離は重要

感電災害を防ぐために特別高圧の安全距離は重要です。
その理由として、低電圧で有効な絶縁防具や保護具は、このレベルの電圧になるとまったく役にたたないことです。
そのため、身を守るには安全距離を守り、活線作業用器具や活線作業用装置などを使って
特別高圧の作業を行う必要があります。
また、特別高圧の送電が止まった状態であっても、電気が残留している恐れもあるため、慎重な作業が求められます。
 

安全距離がとられているように思えてもクレーン作業などを行っていると、
その距離が短縮してしまうケースも少なくありません。
ここから感電災害が発生してしますことも多いため、クレーン作業時は特に細心の注意が必要になるといえるでしょう。
 

まとめ

特別高圧は、2万ボルトを超える高圧電力を超える電圧です。
そのため、大規模な施設に用いられることが多い電圧で、遭遇する機会が多いものの、
全距離を最低でも3メートル離れる必要があります。
もし作業する場合は、安全距離を意識して活線作業器具や活線作業装置を使って通電しないように作業することが重要です。
 
 

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