単相と三相があるのがトランスの相数であり、ガス絶縁にモールドや油入といった構造での導入がされます。

定格出力が2,000kW以上なのが特別高圧であり、個人が利用をするためではなく特別高圧電圧は法人が対象です。

低圧と高圧以外にあるのが特別高圧電力

低圧電圧に高圧電圧のほかにも、もう一つあるのが特別高圧です。

7,000Vを超える電圧が特別高圧電力であり、電気設備に関する技術基準でも規定されています。

特別高圧電力は一般家庭で利用されるわけではなく、特別高圧電力が使われるのは大量の電力を必要とする施設です。

特別と付くだけあって実にパワフル、大きな工場でも特別高圧電力は使われています。

変圧器はトランスとも言われるもの、日々生活の中には電気があり、暮らしの中で電気は欠かせないものです。

当たり前のように電気を使いますが、その際にトランスは必ず必要になります。

電力は発電所で作られていて、需要家が使うことのできる電力の電圧にしなければなりません。

トラブルなく電力を使えるように、電圧を必要なレベルに下げてくれるのがトランスです。

7,000Vオーバーの電圧は特別高圧電力であり、標準電圧20,000Vを超える特別高圧電力の使用は、桁違いの電力を必要とする大型施設限定になります。

トランスは中継点で活躍をする

6,000Vがほとんどなのが高圧電力の電圧、日々電力を作り続ける発電所の場合だと、電圧は数万ボルトと桁違いの数字になります。

もしも発電所で作られた電気を何も対処することなく送ると、高すぎる電圧であるため普通に使うことはできません。

需要家に電気を届けるためには、中継点を通り電線を伝い送られます。

中継点で働くのがトランスであり、トランスのおかげで電力はだんだん下がり、最終的な電圧は6,000Vです。

6,000Vは高圧電力の需要家の使用できるレベル、毎日電気を問題なく使うためにも、トランスは必須と言えます。

太陽光発電設備は特別高圧に該当しますが、設置をする際には法律上の義務を守らなければなりません。

工事計画届出書を設置工事の30日前までには、必ず届け出なければいけないという義務です。

大量の電力が必要となる特別な環境で使われるのが特別高圧、特別というのは大型施設や大工場などが当てはまります。

電気料金の高くなりがちな特別高圧電力にもある価格面でのメリット

利用に応じて電気の電圧を変える機器が変圧器、電気を発電所より供給して、電気をビルや一般家庭で利用するためにも、トランスは必須です。

シンプルな構造の変圧器ですが、ガス絶縁変圧器やモールド変圧器、油入変圧器など、高圧電力向けトランスにはいくつかの種類があります。

高圧トランスにも寿命があり、およそ20年から25年です。

変圧器で製品の製造が昭和のものだと、丈夫で30年から40年動くケースもあります。

特に電圧が高いのが特別高圧電力、デパートやオフィスビル、医療機関や大規模工場などで大活躍です。電気料金は低圧電力や高圧電力より高め、しかし従量料金は低くなります。

一定の間に消費電力の差はどれくらいあるかどうか、負荷率はこれを表す値です。

消費電力の差は小さい方が負荷率も高いため、電気料金も安くなります。

長い時間の稼働や24時間営業の施設などは、負荷率の高い施設です。

工場でも24時間操業や電気の大量消費となるパチンコ店も、24時間営業の店や病院も負荷率は高くなります。

高圧電力の電気料金を考えた時、電気料金は負荷率が低いほど割高になる傾向です。

まとめ

低圧に高圧や特別高圧と種類が3つあるのが送電電圧、区分として7000V超が特別高圧です。

高圧電力向けトランスはガス絶縁変圧器に油入変圧器、モールド変圧器などがあります。

容量は単相なら10から500kVA、また三相の範囲は20から2000kVAでの設定です。